白球の倉庫 その五
第四十一回〜第五十回
私の愛する野球について語るコーナーです


連載 第四十一回 2002/09/30

話は飛びますが、
今年アメリカの大リーグでストライキをするしないで
もめてましたね。
実は以前アメリカに行ったときに
大リーグの試合を見ようとわくわくしていたのですが、
なんとストライキの真っただ中だったことがあります。
すごくがっかりました。
いまとなっては、貴重な体験です。

行ったのはセントルイスです。
セントルイスにはカージナルスという球団があります。
有名なバッドワイザーというビールの会社が
セントルイスにありますから、
それが親会社かもしれません。
セントルイスにはアーチという巨大な建物があります。
その上にエレベータで昇って、
球場を見たら電気がついていない。
不思議に思って聞いてみたら「ストライクだよ」 っていうんです。
なんだよ、ストライク????
はっと気がついた。
ストライキかあ。英語ではそういうのね。
野球がストライキをするなんて日本ではちょっと信じられませんが、
いつかそういうこともあるかもしれない。
その日が来ないことを祈っていますが。


連載 第四十二回 2002/10/01

今日から10月です。
昨日小泉内閣の改造人事が発表されました。
野球界の改造人事も少しずつ発表されています。
選手だけではなく、監督もコーチも一年更新なので、
明日をもしれぬ我が身を気遣いながら
残りの試合を戦うという厳しい毎日の10月です。
10月はシーズン終了&日本シリーズ。
11月はドラフト。
12月は契約更改。
1月は粘った人の契約更改。
2月はキャンプイン。
3月はオープン戦。
3月末はシーズン開幕。
一年って長いようで短い。
ストーブリーグはつまらないと思いきや、
全然目が離せない時期なのですっ!


連載 第四十三回 2002/10/02

昨日は台風で野球の試合が中止になりました。
甲子園はいいとして、東京ドームも中止になりました。
東京ドームの試合が台風で中止になるのは、
私の記憶では3回目ではないでしょうか。
どうせ選手は中で練習しているからいいんですが、
問題はお客さんですよね。
交通機関が不自由な中やってきて、
帰りに電車が止まっていたら大変です。
毎日のように球場に行っている人は別として、
一年に一度の大イベントとして
やって来る人にとっては大ショックですけど。
まあ野球を見に行って死んじゃったり大けがしたら
洒落になりませんから。
台風の日はおとなしく家の中で
晴れている地域の野球を見ることにしましょうよ。


連載 第四十四回 2002/10/03

今日は更新しそびれちゃった。
昨日、西武ライオンズのカブレラ選手が55本目の
ホームランを打ちました。
昨年の近鉄のローズに並びました。
王貞治の記録にも並びました。
さあ、ここからは日本の野球にとって未知の世界です。
あと西武は5試合。
絶対に56本打ってね。
日本の歴史を破って欲しい。


連載 第四十五回 2002/10/04

私最近思うんですが、日本の球界には
圧倒的に左投手が不足してるんじゃないかと思うんですよ。
右利きの人が多いからなんでしょうけど、
やはりいざとなったら左投手です。
松井@Gだの、高橋@Gだの、
ペタジーニ@YSだの
こわ〜いバッターに限って左だったりするでしょ。
もし子供を野球選手にしたいと
日頃からお考えのみなさん、
いまからでも遅くない!
左投げ左打ちに矯正しましょう。
打者に限っては右と左のスイッチヒッターという
夢の存在もありますよ。


連載 第四十六回 2002/10/06

昨日は左投手について書きました。
今日はファーストです。
ファーストというのは一塁手のことです。
一塁手の人は体が大きいのが絶対条件だと思っているのです。
というのは、牽制球はピッチャーから、
併殺の時もショートやセカンドから、
サードからも送球されます。
時には外野からも。
そういうときって絶対に遠くからでもしっかり見える巨体がばっちりなのです。
ちょっとくらい送球が高めになっても取ってもらえるし、
逸れても体をうんと伸ばして取ってもらえます。
絶対体が大きい方がいいのです。
バース@阪神だって、
清原@あせて西武だって、
ペタジーニ@YSだって、
松中@ダイエーだって、
みんな体大きいでしょ。
またね、強いチームって体の大きいファーストが
一年を通して守ってるんですよ。
子供に野球をやらせようと思っているお母さん、
体が大きいのならピッチャーよりも
ファーストですよ、ファースト。


連載 第四十七回 2002/10/07

いま韓国でアジア大会が開催されています。
韓国は地元開催ですから、本気です。
野球にもたくさんのプロ野球の実力者を
送り込んで来ています。
日本はといえば、
プロでも二軍の選手を出しています。
いま各地の大学野球の時期ですから、
大学生も連れて来れない。
まあ苦肉の策なんでしょうが、
内容がどうであれ日本の代表です。
いつの日かオリンピックで野球ができなくなるかもしれない
という時代に、こんな姿勢では
世界の中の日本の野球は
非常に了見の狭いものになってしまう。
日本のプロ野球の高慢な態度には
納得できない私です。


連載 第四十八回 2002/10/08

先日私の友達が「ドカベン」の歌を歌っておりました。
私は実は「ドカベン」を読んだことがない。
「巨人の星」はテレビで見てました。
「タッチ」は最後まで読んだかなあ。
野球の漫画ってたくさんある。
どれもとっても長い。
そういえば、松坂大輔が野球の漫画からヒントを得て、
新しい握りのボールを投げたと聞いたぞ。
実は野球にとって漫画ってとっても大切。
きっと野球少年はキャプテン翼も読んでいるに違いない。


連載 第四十九回 2002/10/09

アジア大会です。
サッカーは準々決勝で中国を下して準決勝進出を決めました。
走り出したばかりの未熟なチームですが、
若い世代の将来性を感じます。
一分一分ごとに成長しています。
野球は準決勝で台湾に破れました。
将来性を感じません。
ちょっと、いや、かなり失望。
アジア大会はNHK衛星放送でしか見られないので、
注目度が低いかもしれませんが、
気がついてからじゃあ遅いぞ。
日本の野球よ、ピラミッドの頂点がプロ野球じゃない!
プロ野球の上にアジア、
アジアの上に世界を目指すことを考えろ!!


連載 第五十回 2002/10/10

もうこの連載も50回。
自分でもよく書くことあるなあって思う今日この頃。
さて今日は新庄について書いてみよう。
彼は阪神タイガースにいたときはプリンスでありました。
本人曰く、練習もあまりしたことがないそうです。
なんたってライバルがいなかったからなあ。
いま彼はアメリカのサンフランシスコジャイアンツにおります。
打率は日本にいたときはほとんど変わらない。
守備も日本にいたときと同様。
つまり新庄はどこにいても新庄。
彼には運がある。
イチローがいくらがんばっても、新庄には華があるし、
新庄がたまにしか試合に出なくてもワールドシリーズに
進出できそうなラッキーを持っている。
これが新庄の魅力なんだろう。
ワールドシリーズで優勝したら・・・するかもなあ。


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