白球の倉庫 その九
第八十一回〜第九十回
私の愛する野球について語るコーナーです


連載 第八十一回 2002/11/14

FA交渉が解禁になりました。
移籍の約束もなく、年俸の確約もなく、
フリーエージェントを宣言するわけです。
これって勇気のいることですよね。
実力があればお給料も待遇もがっぽり上がります。
たいした実績も無いのに
うっかり宣言すると
どこからの評価ももらえずに
出戻ってしまうことにもなりかねません。
冷静な判断を突きつけられる。
日本では数少ないメジャーリーグ行きへの
窓口でもあります。
会社を辞めるのも勇気がいりますが、
FAを宣言するのも強い決断が必要だなあ。


連載 第八十二回 2002/11/15

いま日米野球やってますね。
今年は松井秀喜やら中村紀洋やらがFA宣言してますから、
メジャーに対する見本市みたいになってます。
中村はうまくホームランを打ってますが、
松井はさっぱりです。
アメリカの剛球投手相手であれば、
パリーグ野球の方が相性がいいんでしょうね。
似てるからなんでしょう。
それよりもメジャーの皆さんは、
どのような体勢できているのでしょうか。
半分旅行?
お寿司を食べる旅?
まあ本気の試合じゃないでしょう。
どうせやるなら、サッカーのトヨタカップ並みに
本気の勝負をして欲しい。
本気なのかそうじゃないのかわからない試合なんて
中途半端でつまらないぞ!


連載 第八十三回 2002/11/16

トレードがたけなわです。
あっちこっちでとっかえひっかえです。
30歳を超えた選手が、
捨てる神あれば
拾う神あり的に
移籍するのはなんだかほっとします。
もちろん働き盛りなんですけど、
やはりチームの若返りをしたくなると
う〜ん、もういっかな
ってなっちゃうわけですよ。
若返りすぎちゃったチームに
ベテランの力が欲しいのでぜひ来てください、
っていわれたうれしーよねー。
西武の鈴木健なんて
ペタジーニの代わりにって招かれたのよ。
がんばれ〜
がんばってくれ〜


連載 第八十四回 2002/11/26

ちょっと時間が空いてしまいました。
その間に野球界はいろいろと事件がありました。
ドラフトもありました。
FA宣言した選手の決定もありました。
外国人の移籍もありました。
目を離せませんなあ。
だから毎日スポーツ新聞は売れるんですな。
では今日はスポーツ新聞について書きましょう。
私はたまに買います。
カラー刷りなので一般紙より高いです。
値段の差はそれだけじゃないでしょうけどね。
女性はあまり買わないものですね。

ちょっとピンクなページもあったりして
初めて読んだときはいったい何じゃないなって思ったぞ。
明日もこの続きを書いてみましょう。



連載 第八十五回 2002/11/27

スポーツ新聞についてでしたね。
(瀬戸内寂聴みたいになってきた)
スポーツ新聞ってどれを買うか大体決まってますが、
ときとして見出しで決めることもあります。
ちなみに私は東スポは買いません。
だってへんなんだんも〜ん
でも見せてもらったりします。
報知も買いません。
読む価値なし。
日刊スポーツかデイリーか悩むところです。
見出しによる。
しかしスポーツ新聞というのは中を見てから決めるという
雑誌みたいなことができませんので、
130円を握り締め、見出しで勝負です。
買ったらすぐ読みたいよねえ。
我慢して持って歩く自分が好きよ。



連載 第八十六回 2002/11/28

今日もスポーツ新聞について。
スポーツ新聞って事実だけを書いてあったら、
もっと薄くなるはず。
インタビューしたり、記者の感じたことが書いてある。
ファンを喜ばせることが書いてある。
こうした主観的な内容が一番の売り。
監督の作戦の痛烈批判なんかは夕刊紙とか
週刊誌に任せてあるのであまりそういうのは載らない。
読者は読みたい記事の内容にあわせて、
メディアを選べるわけです。
これって面白いよねえ。
まあ人にもよりますが、
スポーツ新聞を読んでいる人の大半は
実際の試合を目で見れてないでしょうから(仕事とか飲み会とかで)
新聞がすべてになっちゃってるわけでして、
これは不幸だなと思います。
新聞というフィルター(最近フィルターって言い方しなくなったなあ)を
通してしかスポーツを鑑賞できなくなっているんだから。
ちょっと屈折してる。



連載 第八十七回 2002/11/29

今日ももうちょいスポーツ新聞について。
スポーツ新聞ってデータの宝庫です。
毎日の打撃成績、投手の成績が載っています。
打率、三振数、ホームラン数くらいはテレビでもわかるとして、
二塁打とか、失策数も。
打撃がよくても守備が下手なんだなあってわかるわけです。
投手も防御率から奪三振数、奪三振率。
投手というのは勝ち星で計りがちですが、
実は防御率の順番に並んでいて、
それが一番の指標になっているのですね。
あれを見るだけでも130円の価値があるというものよ。



連載 第八十八回 2002/11/30

今日もまたもうちょいスポーツ新聞について。
私が主に読むのは野球のところです。
たまにサッカーの記事も読みたくなります。
しかしサッカーの記事ってすごく少ないんですよ。
きっと見てるほうも書いてるほうも知識が少ないんでしょうね。
サッカーの文化が大衆的に広まってないんだけど、
やはり中にはサッカー好きのディープな
人もいるでしょうから、
こういうところを開拓してないスポーツ新聞って
馬鹿だなあって思います。
イタリアの新聞なんてすごいですから。
雑誌みたいに厚いし、
一試合ずつえらい真剣に検証してます。
その情熱が日本には野球しかないわけだ。


連載 第八十九回 2002/12/01

昨日のスポーツ新聞の話から、
サッカーの話を少し。
今年のワールドカップはあっという間に日本列島を過ぎ去っていった。
男たちは世界のサッカー技術にほれこみ、
Jリーグとの差を知った。
女どもはルックスでしか男たちを判断できず、
いい男ばかりを追っかけて終わった。
まあどのスポーツにもそういう女どもはおるものです。
私はそういうやつらが大嫌いです。
頭が空っぽ丸出しだぞ。
もっとスポーツの真髄を見てほしいものだ。
ベッカム、ベッカムって、
あんたねえ、前回のワールドカップも出てたぞ。
そういえば、メジャーリーグって
腰が抜けるほどのいい男っていないなあ。


連載 第九十回 2002/12/02

10回ごとに思います。
よく続くなあって。
最近は野球場に女性も増えてきました。
野球が好きな人、
ひいきの選手がいる人、
彼に連れてこられた人、
行きたくないけど来てる人、
などなどいろいろでしょう。
最近は女子トイレもきれいだし、
売店も充実してまして、
何かと設備が整ってきました。
禁煙も球場全体として取り組んで来てますし。
そうそう、たばこです。
見ている人はどうでもいいとして
(ほんとは吸わないで欲しいけど)
選手の中でタバコ吸ってる人がけっこういるんですよね。
私はスポーツ選手の喫煙は絶対反対なんです。

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